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鶴彬に学び、この時代を撃つ/乱鬼龍師匠の講座から

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 暴漢に立ちはだかる乱師匠当ブログでも告知いたしました、ジグザグ会呼びかけ人のお一人、乱鬼龍師匠の講座(学習会)と『鶴彬こころの軌跡』上映会(主催:変革のアソシエ)は、今月11日に盛況のうちに無事開催されました。講座の会場となった協同センター会議室は、ジグザグ会からの参加者8名を含む15名の参加でほぼ満席となりました。

 参加者一同は、川柳による非暴力の闘いで戦争国家に抗い続け、治安維持法の暴威によって獄死させられながらも、最後まで新年を曲げなかった鶴彬(つる・あきら)の鮮烈な人生に思いをはせ、乱さんの解説と、鶴彬の意思を現代に引き継ごうとする運動の呼びかけに耳を傾け、あらためて安倍政権による「あらたな戦前つくり」への抵抗の想いを固めました。

 冒頭の写真は、講座の翌日、経産省前テントひろばを襲撃する暴漢に立ちはだかる乱師匠です。講座参加者の多くが、鶴彬が国家権力に殺された時代と、現在の世相が似通ってきているという印象を受けました。右翼の襲撃は、図らずもそのことを証明しました。ことさら左翼的な考えを持たなくても、単に原発や憲法9条の改悪に反対しただけで、社会から排除される相互監視の息苦しい世の中が迫っています。もちろん未だ憲法による建前はありますが、それとて国家が直接に手を下せないところで右翼の襲撃が行われ、自民党の憲法草案に見られるように、やがてはその建前すらかなぐり捨てられようとしている。

 一方で、戦前と決定的に違うのは、多くの民衆の抵抗の闘いがあることです。私たち一人一人が鶴彬のような強い意思を固めることができるなら、いかに右翼と警察がやっきなろうと、これを完全に平定しきることはできません。そういうことを強く感じた講座&映画会でした。以下、乱師匠による解説の文章です。

乱鬼龍さん講演】抵抗と闘いの川柳―『鶴彬こころの軌跡』上映&講演会

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 例によって直前のお知らせですが、この土曜日、ジグザグ会の呼びかけ人で、経産省前テントの運営委員のお一人でもある、川柳作家の乱鬼龍さんの講演会があります。お誘い合わせの上お越し下さい。
映画『鶴彬-こころの軌跡-』
変革のアソシエ特別講座 映画と講演
抵抗と闘いの川柳―『鶴彬こころの軌跡』


■日時:2014年10月11日(土)午後3時~5時

■場所:協同センター・東京
 JR線、地下鉄東西線「中野」駅南口下車徒歩3分
 東京都中野区中野2‐23‐1 ニューグリ-ンビル301号
 地図:http://homepage3.nifty.com/associe-for-change/map.html

■講演:乱鬼龍(川柳作家)
 東京鶴彬顕彰会呼びかけ人
 演劇「手と足をもいだ丸太にしてかへし―鶴彬の生涯」上演実行委員会 呼びかけ人・制作
 反原発ジグザグ会呼びかけ人
 経産省前テントひろば運営委員

■上映:『鶴彬-こころの軌跡-』
日本が軍国主義へと突入していった昭和初期に、反戦・反権力を貫いた川柳作家として知られる鶴彬の足跡を追ったドキュメンタリー・ドラマ。戦争の悲惨さを読んだ作品が反戦的として逮捕され、29歳で獄死した彼の生きざまを『ラストゲーム 最後の早慶戦』の神山征二郎監督が描き出す。信念を貫き平和のために生き抜いた鶴彬を、映画やドラマ、舞台などで活躍中の新鋭・池上リョヲマが熱演。共演には樫山文枝、高橋長英らベテランが名を連ねる。(映画公式サイト

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