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コロナ災害は医療制度改革による「人災」だ/武峪真樹

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民営化に並行し断行された医療制度改革

  2003年、「聖域なき構造改革」を掲げて総選挙に圧勝した自民党小泉内閣は、それまでにも中曽根政権や橋本政権などによって進められてきた公共サービスの民営化をさらに一層推し進め、郵政、道路公団、各種の金融公庫などを次々に民営化していった。この「構造改革」の一環として、医療制度改革も並行して推し進めていった。

 その具体的内容は、「給付と負担の公平化」「医療費適正化」などの美名の下に、入院の必要な患者に入院日数削減を強制し、在宅医療・介護へと切り替えさせるものであり、また点数制度を導入して医師の診療報酬を削減、病院勤務にも成果給を導入し、医療従事者の負担を増加するものである。またこれまでの保健医療を見直し、保険料を3割負担へと引き上げることとなった。

ブックレット】米国の対中国戦略と辺野古・自衛隊配備の役割(テキスト版)

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ジグザグブックレット01
 
このほど、ジグザグ会でブックレッ卜を発刊しました。これは米軍が構想する世界戦略(極東安保)についての客観的な解説です。なので「沖縄に対して没主体的」というご意見もいただきました。

 ですが、沖縄の米軍・辺野古新基地建設や、自衛隊・南西諸島配備を、なんとなく「日本を守るものなんでしょ?」程度に思っている一般の人々にとって、これが軍事戦略的にどういうことなのか正確に知ることは、いずれにせよ自分の態度を決定する上でぜひ必要なことです。本ブックレットはその点を解説することを目的にしたものです。

 世界最大の覇権国家アメリカはなにを考えているのか、日本はそれにどうかかわろうとしているのかを知り、日本の私たちはそれに対してどう対処してゆくべきなのかをお考えいただくための資料として本ブックレットを制作しました。どうぞご活用ください。

ブックレット(パイロット版)のダウンロードはこちら
※ここにあるのはパイロット版を文字起こししたものです
※正式版(紙版)は資料などを加えて加筆した改訂増補版となります。ご希望の方はお問い合わせください(販売価格未定)

「戦争法」成立! 自衛隊は何を「衛る」のか by 武峪真希

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海幹校戦略研究 米国が研究する「米中戦争」の戦略構想が存在する。2010年2月に米国防総省がその存在を示唆し、この構想を研究する統合参謀本部エアシーバトル室等によって内容が逐次公表されている「エアシーバトル」構想がそれだ。また2012年には同盟国各国への構想内容説明と協議が開始されている。この構想は、現在「アメリカ流非対称戦争」へと進化している。

 これらは日本語に翻訳され、海上自衛隊幹部学校のホームページ「海幹校戦略研究」に掲載されている。元宜野湾市長で沖縄意見広告運動の全国世話人でもある伊波洋一氏は、「変革のアソシエ」第2期発足記念講演において、 これらのデータを用い、アメリカの考える「米中戦争」のシナリオを明らかにした(『コモンズ』サイトに報告記事がある)。安保法制(事実上の「戦争法」)が強行採決で可決された今、このシナリオが日本と沖縄にもたらす脅威は、ますます現実味を帯びたものとして我々に迫っている。

テント広場 八木さんの発言 at 持たざる者の国際連帯行動 2013

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去る「11・3持たざる者の国際連帯集会」における八木健彦さん(経産省前テント広場運営委員)のお話のテープ起こしです(見出しと文責・ジグザグ会)
■スラップ訴訟に抗して共同で闘いぬく
1103八木
 経産省前テント広場の八木です。今日は代表の淵上が来れないので、代わりということなんですがやってまいりました。本日テントは七百何十何日目か、中にはとにかく1000日までは頑張るんだと、非常に意気軒昂になっている女性の方もおられます。それはまあ、これから次第ということです。

 で、今も言われてましたが、忘れないうちに先に報告しておきたいと思います。今、高江の、あるいは上関原発に反対しいる祝島の人たち4名、これは祝島東京会の代表の清水さん含め4名が、4800万円という法外なスラップ訴訟を、中央権力から起こされています。それと、経産省テント広場、当初1100万円だったのですが、一日2万円ずつ、毎日加算されていくということで、現在が、そうですね、1400万か1500万に達するかと思うのですが、この3つのスラップ訴訟に対してですね、全面的に共同して闘っていこうということで、「反スラップ訴訟全国シンポジウム」というのが、11月23日土曜日にございます。早稲田で行います。テントにチラシがいっぱいありますので、是非それをご覧になって参加していただければと思ってます。まずそれを最初に申し上げます。

■原子力帝国に対する「命の反乱」としてのテント

 テント広場自体の抱負なんですが、私たちとして、私はまあテントというのは、私自身としては、一つの、「命の反乱」だというふうに考えてます。で、いわば「命の反乱」として、今日の原発を推進している国家、その権力構造というか、いわば一種の原子力帝国というか、そういうものに対して、私たちの側からの「命の反乱」を対抗して位置づけていく、そういうものとして考えています。

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