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持たざる者の国際連帯行動
 10・13当日に飛び入りで参加していただいた皆様。本当にありがとうございました。おかげで予想以上の大成功をおさめることができました。当日に出会った初対面の皆様方を含め、心からのお礼と尊敬を表します。

 ところで、私たちよりもむしろ、こういう飛び入り参加の皆様のほうが、ことネットやツイッターに関しては発信力が強いようです。そのことは大変にありがたいし、今後も情報発信をお願いしたく思います。その中で、主にネットを中心として「ジグザグ会の隊列」の参加人数についての噂が一人歩きしているようで、お問い合わせがありますので、その点についてだけ事情をご説明申し上げます。

今後のお問い合わせなどについて

 なお、この公式サイトの内容について以外の不明点で、お問い合わせなどをいただいても、申し訳ありませんが、個々の呼びかけ人を含む私たちが何らかの回答をすることは、常識的に考えても不可能ですので、この機会に申し添えます。それは10・13の主催、協力団体の皆様に対し、そこに参加した4万人の個々人すべての言動に責任を負わそうとしたり、問い合わせをされても、常識的に考えて回答は不可能なのと同じことです。
 私たちは「呼びかけ文」の内容を最大公約数とする、出入り自由で代表も筆頭も事務局などもない平等な個人の集まりであり、しかも「一日共闘」という位置づけで集まっている者です。呼びかけ人の思いや言動は、それぞれ独立したものであり、あくまでも 個人として自分が責任をとる範囲内(個人の言動)である限り、その言動に私たちがなんらかの統制を課すことは常識的に考えると難しいです。まして賛同人や当日の一般参加者の皆様についてはそうです。とい うか、後述のように、最初から参加者がどこの誰かもわからないので統制のしようがありません。

 たとえば例として、ジグザグ会の隊列に参加した方が「全然だめだった」とか批判したとしても、よっぽど非常識なもの(荒らし依頼や殺人予告「潰せ」「殺せ」「死ね」「追い出せ」など暴力的言動)でない限り、私たちはそれにいちいちしつこく噛み付いて萎縮させるようなことはしませんので、安心して自由に、広く議論していただければいいわけです。

「40人」とはどの部分のことか


 さて、この公式サイトでは「当日参加40名」としていますが、ネットでの「目撃情報」や「参加体験」として、60名~100名などの報告がされています。実は、40名というのは打ち合わせを終えて出発する直前に数えた人数をそのまま発表したものです。

  その後、公園からの出口に向かう過程や出発待ちの時間に、私たちの姿を見て、飛び入りで参加していただいた方がかなりおられますが、あえてそれは後述する理由からも「ジグザ グ会参加者」としてはカウントしていません。さらに、デモ途中での飛び入り参加や途中離脱などについては全く把握すらしていません。

「持たざる者」の皆さんと主催者側の宣伝カーへの感謝

 また、私たちは「持たざる者の国際連帯」の一部の実行委の皆様のご好意とご配慮で、統一隊列ということではありませんが、その隊列の後ろを共同して歩かせていただいていました。それを公安警察によって(文字通り!)暴力的に引き剥がされて孤立させられたものです。私たちは公安警察の暴力的な分断にも、非暴力で原則的な抗議をしつつ対応しましたが、その際に、「持たざる者」から一部の方々が、心配して私たちと一緒に歩いていただきました。

 「持たざる者」の皆様は私たちとは無関係であるにもかかわらず、あくまでも同じ10・13統一行動に参加する仲間として、このようなご好意を賜ったものであり、それを私たちの人数にカウントするような厚かましいことはしておりません。それは「持たざる者」の参加者数にカウントされるべきものです。

 思うに、本来、たとえ普段の運動やネットの場などでは、どれほど意見が違って「対立」している者同士であろうとも、同じ行動に参加している仲間同士は、こと権力弾圧に対してだけは、一枚岩となってこれをブロックするのが、あまりにも当然すぎるくらい当然のことです。実際、公園出口付近にいた主催者の宣伝カーからも、「警察はデモを分断するな!デモを通せ!」と、警察の過剰弾圧への抗議の声をあげておられました。参加者として安心できる対応に大変に感謝しています。

 私たちを心配してくださった一部の「持たざる者」の皆さんも、そういう原則的な行動をとっていただいたということであり、私たちも今後、「持たざる者」の皆さんや、主催者の宣伝カーの方など、その尊敬するべき態度を見て己を恥じないよう、身をもって応えていくべきだと思っています。

どうやら「需要」はあるらしい

 さて、以上を総合いたしまして、事前打ち合わせからの参加者数が40名、デモ隊列は最大時で80名というのが妥当な線かなと思っています。

 事前準備の段階からの参加者が10名だったこと、ほとんど宣伝らしい宣伝はしていなかったことを考えれば、飛び入り(当日参加)だけで70名というのは、どうやら私たちのようなものでも「需要」があるらしいことだけは確認できたという段階ではないかと思います。

 そもそも、私たちは「呼びかけ文」でもわかる通り、決して「新しい会を旗上げしてその人数を増やす」ということを目指したわけではなく、無力な個人ながら、一種の触媒もしくは起爆剤となることを目指し、個人の立場から一石を投じたいという心構えでした。ですから単独決起や独自隊列にこだわっているわけでもなく、今回そうなったのも、上述した通り、公安警察の暴力的で強引な介入によるものです。むしろ単独決起になったとしたら、そのほうが私たちの目的から考えても「力不足だった」という総括になります。

 そういう趣旨を重視する立場からは、実は「ジグザグ会の独自隊列が増えていく」というのは、そんなに望ましいことばかりではないんですね。むしろジグザグ会は左派潮流の中に溶け、目的を果たして、できるだけ早くなくなってしまうことを目指しているわけです。そういう考えから事前の告知をみて集まっていただいた40名弱の方々を、「確実な参加者」としてカウントしたもので、それは決して、「このような潮流を待っていた」(ある飛び入り参加者の声)という、当日参加の方々の思いを無視したり軽んじる意図ではありません。むしろ逆です。

今後の議論について

 今後ジグザグ会をどうするか、はたして「次」もやるのか、そもそもこれからも存続させるべきかどうか、存続させるとしてその方向性はどうするのか、今後とも触媒を目指すのか、それとももういっそ正式に「会」として独立してしまうのか、などなど、まだ何も決まっておりません。

 なので、どうぞ皆様、このブログへの荒らしは困りますが、それぞれご自身のテリトリーなどで、ジグザグ会の行動や呼びかけに対する論評や批判、時に罵倒など、どんどんして下さい。罵倒でさえ、どういう種類の人が罵倒しているかということが鮮明になれば、それが逆に宣伝に寄与してくれるという好循環になるものです。最終的には呼びかけ人で話し合って決めますが、そういう形でアンチの方々さえ含めた外部の皆様方が、議論に「参加」して盛り上げてくださることがとても重要です。黙殺のほうがこわいですよ。

「やなせたかしさん追悼 今までごくろうさま。そしてありがとう」