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biraジグザク会ビラ(PDF182KB)
 ちょっと今さらな感じもしますが、「やはり自分達のビラがほしい」「ちゃんと自分の主張を明らかにするべきだ」という意見があり、急遽、10・13での統一行動を呼びかける、ジグザグ会のチラシを作りました。もちろん主催者の皆さんの公式ビラにはおよぶべくもない殺風景なものですが、全部自分達で作った手作りのビラです。画像をクリックするとPDFが開きますので、目を通してやってください。

 もう、あまりまく機会はないかもしれませんが、10・13当日にも、自分達が何者で何を訴えているかを隠さず、ちゃんと明らかにするために持参するつもりです。
(ビラ原稿)
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 私たちは10・13反原発統一行動の趣旨に賛同する参加者有志であり、311事態以降、各地の反原発・反差別・反基地・沖縄連帯・三里塚などの闘争に参加してきた個人です。その経験から私たちは、10・13において、反資本主義左派の統一隊列の実現と、「戦闘的デモンストレーション」の復権を提起するものです。

 反資本主義派の登場を

 いっこうに収束しない福島事故は、もはや原発と人類が共存しえないことを満天下に示し、私たちはこの先何世代にもわたって放射能の脅威と向き合わねばならない状況に陥っています。にもかかわらず安倍政権は原発の再稼動に向けて動き出し、私たちには充分な情報が提供されているとは言えません。また、たとえ事故がなくとも、下請けの日雇い・野宿労働者らを使い捨てにした被曝労働なしに原発は維持しえず、「復興」のかけ声による除染は、新たな被曝労働をうみだしています。

 誰かの生存や生活を犠牲にした上に成り立つ「平和と経済繁栄」という構図は、沖縄、三里塚、外国籍市民への差別排外主義、非正規労働など、すべてに共通する一つの問題です。原発を否定することは、原発を必要とする社会を変革すること、「もうひとつの社会(脱原発社会・共生社会)」を対置することであり、必然的に安倍政権打倒、ひいては反資本主義を掲げる覚悟をもつべきだと私たちは考えます。

  私たちは、この一つの問題の様々な個別課題に取り組む人たちや、そんな社会で生きづらさを感じている人たち、また単純に「原発はこわい」と感じる人々が、反原発運動の中で幅広く結びつき、 相互に学び、時には批判しあいながら、共に進むべきだと思います。

 怒りの文化の復権を

  「私達は左翼ではありません」という言い方で、自分が「新しいもの」だと印象づける手法が流行しています。私たちはそれを批判はしません。そういう宣伝が有効になってしまうような、左翼の惨状のほうが問題だからです。むしろこういう「反左翼キャンペーン」に対して「反・反左翼キャンペーン」でしか自分を表現できない部分に不満をつのらせています。

  だって私たちは怒っているのです。この原発社会のあり方に対して!それを堂々と隠すことなく主張したい!楽しげな雰囲気に心を砕く「パレード」もいいですが、そればかりでなく、「怒りの表現文化」としてのデモも復権したい。

  左派を自認する人は、まず可視化されること、そして他者批判ではない自分達の主張を提示することが大切だと思います。普通、こういうことは組織・団体の「偉い人」が呼びかけることであり、無名の個人大衆が呼びかけてもほとんど無力であることは承知しています。ですが私たちはどんなに少数で、どんなに笑われようと、まず断固として「はじめる」ことが大切だと思いました。

  当日私たちは、12時頃から日比谷図書文化館前に待機しています。デモの練習などもしつつ、13時からは、メイン会場に入れなかった皆さんで、デモ前の「打ち合わせ」をフリートークで行います。個人・団体を問わず、私たちの決意に賛同される方は是非ともお越しください。そして14時からのデモに、戦闘的に合流しましょう!