「左翼しか来ちゃいけないの?」by 草加耕助
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- 10・13への呼びかけ
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呼びかけ人の一人で草加耕助と申します。以下は私の個人的な見解で、相談会などで議論した総意ではないことをご了承ください。
みなさまからのコメントやメールで、多くの励ましをいただいています。ありがとうございます。ただ、左派結集という呼びかけに、「(狭い意味での)左翼しか来ちゃいけないの?」的に違和感のある方もいらっしゃるようで、そのあたりは今後の課題だと思いました。
やはり最初の動機として、左翼のおかれている状況が、いろんな意味であまりに情けない、それをどうにかしたいという思いが強く出て、呼びかけ文のような表現になりました。このことは、集会後の総括・感想を話し合う相談会において、他の呼びかけ人の皆様にも必ず提起させていただきます。
しかしたとえば全共闘とか三里塚闘争とか、そりゃもうバリバリの「過激派」あつかいされていた闘争だって、そこに左翼しかいなかったわけではありませ
ん。充分に「普通の人」がたくさん来ていたし、今もいらっしゃいます。むしろそういう一般人こそ、一度決起すれば、そこらの左翼学生なんかよりよほど果敢に機動隊と全面衝突したわけで、日大全共闘が「最強の全共闘」と謳われたのは、そういう非左翼の一般学生が大勢いたからなんです。だから私は「一般人」とか「普通の人」という言葉に、みなさんとはかなり違うイメージを持っているかもしれませんね。
いずれにせよ、今回も、個人で参加いただける分には、いっさいの制限を設けないという確認になっています。団体として参加する場合についてのみ、右翼団体と「運動内部の意見の違いを暴力で解決しようとする団体」はお断りという確認です。
ですので、呼びかけ文に何かを感じられたり、「なんだか最近のデモは窮屈でイヤ!はじけたい」というのでもかまいません。どうぞお気軽に参加してみてください。ただ、日の丸とか君が代とかの持ち込みはお断りすることになっています(「当日の予定と注意事項」参照)。
また、当初はしっかりした隊列を組む部隊と、隊列を組みたくない人の二つにわけるという案がありましたが、そんなにたくさん集まらないだろうということで、その表現が立ち消えになったものです。隊列の周辺を歩いていただいたり、応援パフォーマンスをしながらついてきていただくことも歓迎です。身体的その他の理由で、隊列を組めない方だっているわけで、そういう人が参加できないなんてことはもちろんありません。
とにかく、そんなことは常識の範囲内であれば、現場でいくらでも話し合って解決できることです。あらかじめびっちりと決めておいて、それ以外は認めないというのを、窮屈に感じている人たちばかりですから、一度声をかけてみてください。
※参考リンク「旗旗」
いずれにせよ、今回も、個人で参加いただける分には、いっさいの制限を設けないという確認になっています。団体として参加する場合についてのみ、右翼団体と「運動内部の意見の違いを暴力で解決しようとする団体」はお断りという確認です。
ですので、呼びかけ文に何かを感じられたり、「なんだか最近のデモは窮屈でイヤ!はじけたい」というのでもかまいません。どうぞお気軽に参加してみてください。ただ、日の丸とか君が代とかの持ち込みはお断りすることになっています(「当日の予定と注意事項」参照)。
また、当初はしっかりした隊列を組む部隊と、隊列を組みたくない人の二つにわけるという案がありましたが、そんなにたくさん集まらないだろうということで、その表現が立ち消えになったものです。隊列の周辺を歩いていただいたり、応援パフォーマンスをしながらついてきていただくことも歓迎です。身体的その他の理由で、隊列を組めない方だっているわけで、そういう人が参加できないなんてことはもちろんありません。
とにかく、そんなことは常識の範囲内であれば、現場でいくらでも話し合って解決できることです。あらかじめびっちりと決めておいて、それ以外は認めないというのを、窮屈に感じている人たちばかりですから、一度声をかけてみてください。
※参考リンク「旗旗」
コメント
コメント一覧 (5)
とか
う~んちと行ってみるかぁ
でもいいと思います。
わたくしも若い頃は左派とか理論とか思想とかとは無縁でした。
世の中へんだぞ!行動しちゃおっ!!
でいろんな世界を自分自身で確認してみるのも大事です。なのでガチっとした集会やデモじゃなくても周りで応援デモとかオッケーと思います
的確なアドバイスありがとうございます。
参加人数が読めないこともさることながら、こういうことには不慣れゆえ、当日にわざわざ来ていただいた方をがっかりさせるのではないかと、そればかり心配して胃が痛む毎日です。
たどたどしいものになるかもしれませんが、当日はなにとぞよろしくお願いします。お会いできることをとても楽しみにしております。
正直に言えばあんまり(厳密には)考えていません(っておい!)
現時点では、幅広い意味での「反資本主義派」が左翼ということでいいんではないかと思います。
ちょうど戦前の世の中に民主主義や男女同権を主張した人がいたのと同じように、今の世の中で資本主義社会そのものに、制度的な問題があると考える人々です。そしてそのオルタナティブとして、多かれ少なかれ何らかの共生社会を展望している人。
つまり、「原発こわい」から「原発を必要とした世の中のあり方が何か変だ」と思う人を対象に考えているという返答ででよろしいでしょうか。
その変えるべき世の中に、自分自身も含まれていると私などは思うのですけど、そこは左派の中でも考えがわかれるところかもしれませんね。
日常会話としての左とか右というのは、その時々の力関係で変化しますから、超時代的に厳密な定義は難しい。坂本竜馬は幕末なら超左翼の過激派ですが、今生きていたら、天皇主義右翼でしょう。民主主義なんて今では誰でも言いますが、戦前の旧憲法の元では、それを主張すること自体が犯罪を構成したのです。
もし将来、「資本主義ではダメだ」という考えが主流になったとしたら、その中でまた左右に分類されることになるでしょう。ちょうど今、「民主主義」を主張しても、それだけでは左翼でもなんでもないのと同じようにです。その時には、現在議会内最左派の共産党が最右派となったり、社民党なんて保守に分類されるなんてことになるかもしれませんよ(笑)。
そういう日常用語としての意味を別にしたところでも、マルクス主義者以外は左翼でないというのは、いくらなんでもと思います。左翼の主流がマルクス主義やレーニン主義になる前は、無政府主義やアナルコサンディカリスムが左翼の主流だった時代もあります。そして今、少なくとも組織・運動論としてのレーニン主義は、ネット時代をむかえて再検討されています。そのうちエコロジストが左翼の主流になるかもしれません。
あと、たとえば「中道」という言葉も、ものすごく安易に使われていて、世界的に見れば、「中道政党」というのは、今やネオナチやファシストの自称と化しています。