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2016年02月

手記】沖縄三日目(1) 会場運転手の任務を担って by ニャンケ

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沖縄三日目1 沖縄訪問三日目(24日)の辺野古現地から、ジグザグ会のニャンケです。昨日は冷たい雨のなか座り込んで、暴力的に排除されて、刺激的な1日でしたが、今日はさらに刺激的でした。

 今日、わがジグザグ会は、本隊がゲート前の行動に参加し、私は専業ドライバーとして自分たちのレンタカーを提供、参加者の皆さんがトイレやコンビニ、クルマの駐車場などに行きたいときの足として1日を費やす決意を固めた。タクシー運転士としてのプロフェッショナルなPRIDEなど微塵もなかった。いくら運んでも一銭にもならないが、辺野古の現地闘争の役に立てる、そのことが喜びだった。

 キャンプ・シュワブのゲート前からクルマやトイレまでは歩いたらかなりの距離がある。しかも小雨も降っている。たたかう仲間たちみんなの感謝の言葉は否応なく私のモチベーションをあげてくれた。でも、いろんな立場や地域から結集したいろんな個性の仲間たちとクルマの中でわずかな時間に交流できることが最高に楽しかった。

 たくさんの人との出会いのなかで、いちばん印象に残った人が、沖縄の県内から参加してきた人だ。その人は政治とか関係なく生きてきたし、基地もいま在る ものは在るので仕方ないと思って沖縄で生きてきたという。だが、辺野古に、大浦湾を埋め立てて、もうひとつ新しい基地を作るという。それだけは許せないと 思ったのだ。どれだけ沖縄を差別するつもりなのか!怒りが沸き上がり、この行動に参加したのだと彼は言う。

手記】沖縄二日目 辺野古ゲート前座り込みに参加 by 草加耕助

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辺野古二日目1 沖縄訪問二日目(23日)の報告です。
 前日から宿泊していた「海と風の宿」を朝5時半にレンタカーで出発、ゲート前に向かいます。天気は雨、この時間はまだ真っ暗で、夜の海を眺めながら、どうしても緊張は高まります。圧倒的と思える機動隊の暴力の前に身を投げ出して非暴力で闘うのです。怪我をするかもしれない、インネンつけられて不当逮捕されるかもしれないと思うと体が固くなります。ただ逃げ出すことのできない沖縄現地の人々への連帯の思いだけで勇気をふりしぼっていました。

 午前6時すぎに現場につきますが、やはりまだ暗く、ただ基地のゲート内だけが煌々と明かりに照らされて、そこには雨煙の中で機動隊のバスが光っていました。おぼつかない足元を基地の明かりをたよりに座り込みテント前に集まると、そこで説明と打ち合わせがありました。それによると目の前のゲートは第二ゲートで、もう少し先に工事用の専用ゲートがあること、7時前には工事車両が入るであろうこと、雨の中で仲間がすでにその前に座り込んでおり、私たちもそこに合流して座り込むことが説明されました。注意点として、機動隊がゴボウ抜きにくるだろうが、私たちはあくまでも非暴力を貫くこと、今は怪我や逮捕をさけて、排除に対し強硬な抵抗はしないようにとのことでした。

ジグザグ会沖縄派遣団 辺野古に到着しました

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那覇空港にて ただいまジグザグ会で沖縄の辺野古に来ています。「海と風の宿」に宿泊中。ジグザグ会直接行動(DA)の共同、辺野古リレーの協力という形で、現地派遣団を編成、参加者を募って沖縄訪問が実現した次第です。派遣にあたっては3団体で講師を招いての合同の学習会、参加経験者の体験を聞くなど、内部での認識を深めてきました。そのかいもあって、参加者数は一度も現地に行ったことのない者を中心に20人規模となりました。学習会や講演の内容はとても良いものでしたので、またあらためて紹介したいと思います。

 人数が増えるにつれ、一度だけ大人数で行って、そのあと続かないのもどうかという意見もありましたが、今回は最初ということで、みんなでしっかりと現場を見て闘いに参加し、それぞれに自分なりの考え深めつつ、3月はそれを踏まえた上での体制を整えて、4月からも継続して数名ずつの派遣を継続的に続けていきたいと考えています。

戦争法案採決阻止を闘って/ジグザグ会

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学生ハンスト実 今年の夏の安保法制関連法案採決阻止・安倍政権打倒の闘争では、国会前に多くの人びとが結集した。私たち反原発ジグザグ会は、7月中旬の衆院強行採決阻止闘争と9月中旬の参院採決阻止闘争を闘った。とりわけ参院に焦点が移った8月以降の闘争では、ハンガーストライキにより法案制定の阻止と安倍政権打倒を訴える学生ハンスト実行委員会(現在は直接行動(DA)に改組)のハンスト闘争を全力で支えるという方針のもと、「ハンスト勝手連」を結成しつつ反安保法制闘争を闘い抜いた。

 学生ハンスト実の闘いは、この夏の反安保法制闘争に明確な分岐をつくりだした闘いだった。すなわち、警備公安警察との睨み合いと妨害という24時間の緊張関係の中で、ドクターストップがかかるまでの7日間にわたって続けられた壮絶な国会前ハンガーストライキは、一方でネット上でのネトウヨどもによる執拗なまでの猛反発をひきおこしたが、それ以上にわれわれの予想以上の共感・連帯の広がりを生み出し、国内外のマスコミにも大きく取り上げられたのだ(国会前行動の帰りには学生たちへの握手の列ができた)。それによって警察もうかつに手が出せない状況がつくりだされていった。

勝ちに行く論理と主体を by 乱鬼龍

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経産省前テント 戦後70年の節目にあたる昨2015年は、新たなる日本軍国主義の復活、戦争へ向かって再び日本がその愚考と暴走を始めた感深き年だった。それに対抗・抵抗する労働者人民の主体の力量、その真の質としての論理は、果たしてこの程度ののレベルでいいのか、それで敵に勝つことができるのか!?という思いもまた強まった年だった。

 確かに新しい動き、若い世代の登場等、積極的にとらえて良い傾向はある。だが、この根源的問いは、この時代を生きる人々、全てに問い問われている事だと思いを新たにする。敵に勝ちに行く、質と量を精一杯獲得しなければ私たちの前進はない。それだけ時代の危機は深くて難しいと覚悟し、闘ってゆこう。

乱鬼龍(川柳作家・ジグザグ会・経産省前テント運営委員)

「国会突入」を考えるー「『跳躍』の運動史」序説 by 松平耕一

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20150830
 雨の日がずいぶん多かった気がする。初夏から初秋にかけて、安全保障関連法制定に反対する国会前行動に足繁く参加した。傘を持たない日の夜に、パラパラと降り出す俄雨に閉口した。また、ザアザアの雨の日は、どうせ人も少ないだろうと行動に出向くのが億劫になった。常連の参加者たちは、レインコートの完全装備でデモに行く。今回の一連の行動では、自分も、十代のころ使っていた、埃の被ったポンチョをロフトの奥から引きずりだした。つばのせり出た黒いキャップを被り、ポンチョを重ねた。人が少ない道では傘をさし、混雑した行動の最中ではその折り畳み傘を鞄にしまう。iPhoneとビデオカメラとハンドマイクを濡れないよう、持ち替えやすいように装備する。それにしても、今年の安倍政権は雨に救われたのじゃないかと思ったりした。

  参院本会議でいよいよ強行採決がなされるという、9月18日の金曜日も雨だった。その夜、翌朝まで抗議するぞという声も聞いたが、私は22時くらいには国 会前を引き上げ、友達と市ヶ谷で飲み屋に入った。自然に六〇年安保の話になる。「六〇年安保の強行採決の日も、雨が降りしきる中での切ない抗議だったらし いよ」と。ビールを何杯か重ねたところで、なんとなく、自分一人だけでも、国会に戻ろうかという気分になった。意外に、裏門とかからなら、国会へと突入で きるのではなかろうか? そのまま正門へと突き抜けて帰ってきてしまえばいい。私は、国会内部へと私を招く声が聞こえている気がした。9月16日に、13 人の逮捕者が出ていたことと関係があるかもしれない。

動画】辺野古に基地を造らせない大集会・横断幕グルグルデモ

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 昨年の11月29日に日比谷で闘われた、「辺野古に基地を造らせない大集会」のものです。報告としてはちょっと古いですが、この間、戦争法をめぐる現実の闘いに忙殺され、ネットでの報告がTwitterくらいでしかできておりませんでしたので、まとまった動画があるものは、機会を見て逐次掲載していきたいと思います。



11・29辺野古に基地を造らせない大集会
 ・日本政府=国土交通省による「翁長知事の埋め立て承認取り消し」の効力停止決定糾弾!
 ・埋立て工事を阻止しよう!
 ◆主催:止めよう!辺野古埋立て 国会包囲実行委員会
 ◆協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
 ◆問合:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック

2・21とめよう!辺野古埋立て 国会大包囲と全国一斉行動へ

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2・21とめよう!辺野古埋立て 国会大包囲
 ■日時:2016年2月21日(日)14:00〜15:30
 ■場所:国会周辺一帯(目標3万人以上による国会大包囲!みんなで集まろう!)

※ジグザグ会は辺野古リレー反戦実などと共に、国会正門前むかって右側付近の歩道にいます。
 -ただし当日は大混雑と政権側の強権的な規制が予想されるため、あくまでも予定です。臨機応変に。
※ ぜひとも宣伝・拡散にご協力お願いします!
※ シンボルカラーは青。辺野古の海の「青色」で国会まわりを埋め尽くしましょう!

拡散】2・15緊急行動 辺野古和解案を蹴っ飛ばせ【明日

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2・15官邸前緊急行動
第4回代執行訴訟・辺野古和解案を蹴っ飛ばせ あくまでも辺野古新基地建設阻止を!


 ■日時 : 2月15日(月)18:30~
 
■場所 : 首相官邸前
 
■交通
 : 地下鉄丸ノ内線、千代田線の国会議事堂駅/有楽町線永田町駅下車    
 
■主催 : 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
  
 前回公判(1月29日)で出された和解案の内容が2日に判明した。裁判所が提示した和解勧告案は根本的な解決案と暫定的な解決案として出された。(根本的な解決案━県が承認取り消しを撤回した上で、国は30年以内に新基地を返還するか軍民共用とするか米軍と交渉する。暫定的な解決案━国は代執行訴訟を取り下げて工事を中止し、県と協議する。折り合わなければ、より強制力の弱い違法確認訴訟で争う)。

 もし和解案に応じられない場合は、判決を4月13日とすると提示した。まるで話にならないとはこのことだ。県民の誰もが認めるはずがない“論外案”と言わざるを得ない。
美ら海をつぶし、戦争遂行のための米軍新基地建設を、沖縄の民意は真っ向から否定している。地元沖縄ではこの「和解案」を完全に拒否している。

 2月15日、第4回裁判では、翁長県知事の本人尋問が予定されている。そして、 2月月29日、第5回裁判では稲嶺名護市長の証人尋問が予定され、結審になると予想される。

 一坪関東ブロックとしては、2月29日にも官邸前行動を計画しています。一連の代執行訴訟裁判は大詰めの重要な局面を迎えている、是非とも多くの人の参加をお願いする。(転載元

「戦争法」成立! 自衛隊は何を「衛る」のか by 武峪真希

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海幹校戦略研究 米国が研究する「米中戦争」の戦略構想が存在する。2010年2月に米国防総省がその存在を示唆し、この構想を研究する統合参謀本部エアシーバトル室等によって内容が逐次公表されている「エアシーバトル」構想がそれだ。また2012年には同盟国各国への構想内容説明と協議が開始されている。この構想は、現在「アメリカ流非対称戦争」へと進化している。

 これらは日本語に翻訳され、海上自衛隊幹部学校のホームページ「海幹校戦略研究」に掲載されている。元宜野湾市長で沖縄意見広告運動の全国世話人でもある伊波洋一氏は、「変革のアソシエ」第2期発足記念講演において、 これらのデータを用い、アメリカの考える「米中戦争」のシナリオを明らかにした(『コモンズ』サイトに報告記事がある)。安保法制(事実上の「戦争法」)が強行採決で可決された今、このシナリオが日本と沖縄にもたらす脅威は、ますます現実味を帯びたものとして我々に迫っている。

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