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 反原発にゃんにゃん党のネオリベにゃんきちこと松平というものです。私がジグザグ会について思うことを少しお話しさせてください。私が最終的に話題にしたいのは、「ジグザグデモとは何か」ということです。ですが、その前に少し自己紹介をさせてください。

 私は、女装をして街頭行動をし、その過程をドキュメンタリー映画として撮るという活動をしています。その活動で、最近取り組んでいたのが、在特会デモへのカウンターです。私は私なりに、やむにやまれぬ気持ちから、その活動に取り組んでいました。カウンターの活動というのは、今後否応なく必要になるし、しかし 予めいくつものリミットにがんじがらめにされた切ない行為だとも思っています。
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 第一の問題として、在特会側は警察の許可をとってデモを行っているのに対し、カウンター側は、警察の許可をとっていない行動だということがあります。このことは、いつでも自由に、警察がカウンターを弾圧する危険があるということになります。私は、「行動する保守」界隈の人たちに、どうしても伝えなければいけないことがあると思い、カウンターを行なうのですが、そのことを警察によって遮られる場合、また、私たちの友人が警察に逮捕される場合、どう抵抗しうるのか。カウンターの活動においては、「行動する保守」の人々と、警察、二つの相手に同時に直面しなければいけない(さらに実は第三、第四の敵もいるのですが、それについてはここでは割愛します)。

 私は、カウンターに参加する人はどなたも、警察に抵抗する覚悟が必要だと思っています。私たちは誰しも、私たちに負わされた歴史的責任を遂行するために、自分の意見を主張しなければいけない。しかし、「警察は敵ではない」という人はとても多いです。

 関連して一つ考えることがあります。2012年の初夏における、国会前でのことです。私はとある反原発行動の場にいました。そのときはデモの群衆に力があり、あちこちで警察とデモとの間で睨み合いが生じていました。私はその行動の中で、「過剰警備反対!公安条例反対!警察は過剰警備を即時停止し、国会前を私たちに解放せよ」とアジテーションをしていました。すると、とあるデモ参加者の婦人に「警察に対しそんな悪いことを言うな」と怒鳴られました。
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 私たちの倫理は、無自覚な「暴力的」市民と警察、二つの勢力の団結により、犯されていることに注意しなければいけません。たとえば、ある場においてジグザグデモを行ったとき、その場を取り仕切る総体的な主催者が、ジグザグデモをやらないよう管理しなかった、という責を問われ、逮捕されうる。そのことは、どんな現場においても変わりません。デモはガス抜きの手段ではないかと私は疑います。デモは必ず敗北するようにできている。どんなデモにおいても、その参加者が過激なことをすれば、不当逮捕されうるし、代表者もまた、連座されて持っていかれうる。

 私たちに今必要なのは、私たちそれぞれが、警察に対し「不当逮捕に抵抗するディシプリン」を身につけることだと思います。「不当逮捕に抵抗するワークショップ」というものがなされ、私たちがそれを獲得しなければ、私たちが真に倫理的であることも、「本当のデモ」というものも、ありえないように感じるのです。

 ここで、「不当逮捕に抵抗するワークショップ」の第一のレッスンに取り組みたい。それは、警察に対し声を挙げることです。私が実際の活動の中で使用するのは次のようなアジテーションです。次のコールを私に続けて、述べていただけますか?

 「過剰警備反対!警察は帰れ!」
 「警察おかしいだろ!警察は歩行者を妨げるな!」
 「暴力反対!警察は私たちの仲間に手を出すな!」


 これらのセリフを、常に心の中に準備しておくこと。そして、もしも仲間が危険な目にあったら、互いにこのセリフを輪唱しあうことが必要だと、私は思います。「不当逮捕に抵抗するワークショップ」の第一のレッスンは以上になります。どうもありがとうございました。

(ジグザグ会3・9日比谷でのフリートーク(オープンマイク)での発言より)

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松平耕一(反原発にゃんにゃん党)
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